介護報酬の仕組みって??

本日は福祉でも専門的な話をしていこうと思っています。

みなさん、介護報酬って聞いたことありますか???
本日は福祉でも専門的な話をしていこうと思います。

理由としては、私がわからないので、ブログを通して自分の認識を整えることと、 間違っていたら指摘してもらえるからです。


♦事業所への報酬

介護報酬は、事業所が利用者にサービスを提供した場合に、 その対価として事業所に支払われる報酬のことです。
介護報酬は9割が介護保険から支払われ、 1~3割は利用者の自己負担で賄われています。
介護報酬は、サービスごとに厚生労働大臣が定める基準により算定されることになっています。そのため、事業所のサービスの提供体制や利用者の状況に応じて、介護報酬は加算されたり、減算されたりする仕組みとなっています。

◆加算項目が大変多い
この介護報酬ですが、利用者側からすれば、 自分が何の介護サービスを使っているのか把握するための、レシートや明細書のようなものです。
しかし、このレシートに記載される内容が、 漢字羅列のオンパレードで利用者やご家族は一体何のサービスをしてもらっているのか?
ご家族としては理解するのに大変だと思います。


♦お店で例えれば、メニュー表

介護報酬は、 お店で言う所のメニュー表です。
このメニュー表の記載内容が多い事やメニュー記載がフランス語になっているような感じだと思ってください。

♦加算は事業所の「売上」
メニュー表に書いてあるということは、それは商品であります。

この加算を取れるのに取っていないかったり、 (メニュー表に載せていない、 作れるのに作らない)、基準を満たせていなかったりするため、国が示す全ての介護報酬の加算を、全ての事業所が取れるわけではないのです。


♦介護の質の担保
だからと言って、 加算がついていなかったら、 サービスとして提供されないのかと言われるとそうではありません。
よっぽど特別な加算項目でない限り、 どこの施設も介護として共通のサービスは行ってくれます。
ご利用者(お客様) としては質の担保になります。誰しも、無料のもので質に拘るのはお門違いと思いますよね。
しかし、お金を払っている者に関しては、明確な基準を示して質の担保をしてもらいたいと思います。

それと同じで、介護もサービスの中で加算を取っている(お金をもらっている)内容についてはきちんと仕事に仕方に基準があり、 ご利用者へのサービスの質の担保がされるようになっています。

◆お互いに良い事
加算がとれるということは、事業所にとっては売上が上がるため、基本的には取ったほうがいいものです。
ご利用者からすればサービスの質が上がって、よりよい支援が受けられるという意味合いになります。

♦取れる加算だけど取らない事業所もある

加算はサービスの質の向上と事業所の売り上げになるという話を上でしましたが、 必ずしも「とれる加算はとるんや!」 という考え方の事業所ばかりではありません。

◆割に合わない場合もある(事業所)
”業務量が多いのに加算額が少ない"というと感じる事業所もあります。 ただでさえ少ない人数で、業務を回しており、人材不足と言われている介護業界です。
大きい売り上げにならないサービス項目の加算要件については、 取らないと思うこともあるわけです。
次回から加算項について見ていきたいと思います。

https://www.tyojyu.or.jp/net/kaigo-seido/kaigo-hoken/kaigo-hoshu.html