人を育てる気のない管理職は必要なのか??
先日のこと、施設長クラス(管理職)の集まりの会での話。
権利擁護についての話になりました。
各施設で職員による虐待が起きないように、職員管理をするようにという話ですね。
そのなかで、どこの施設にもご利用者への対応があまり良い対応ではない職員というのは一定数います。
その人たちへの対応について、どこの管理職も教育という名の説教をしているという話でした。
あとは、定期的な(ヒアリング。どんなことはなしているかはわからないですが)
説教というのは、まぁ簡単に言えば「虐待すると、仕事辞めてもらわないといけないよ!!」っていう感じですね。
私は思いました。
そんなんじゃ人は育たねーし、改善しねーよと。
どの管理職も、管理することや、どうやって注意や指摘をするかしか考えていませんでしたね。
正直非常に悲しかったです。
もっと建設的な話が出るのかなと期待したんですが、そうでもなかったみたいです。
私自身も虐待に近いような現場も見てきた経験があります。
あの状況はいる人も、やってしまう人も非常に精神衛生上よくないと考えています。
私は虐待をする人、その傾向がある人というのはいないと考えています。
裏を返せばだれでもその対象になるということです。
自分の精神衛生上の問題や、生活の問題、家庭の問題により、誰にでもその順番は回ってくると思っています。
仕事のストレスや、人間関係のストレス、様々あると思います。そのはけ口がないから、サービスの対象者、つまり弱者となるご利用者にそのストレスがぶつけられてしまうと考えています。
それはプロとして、仕事として扱う人にとってあるまじき行為だと思います。(本気で)
しかし、それに対して、上(つまり上司)が対応する人間がさっきみたいなことしか言えんのですよ。
管理職って何のためにいるんですかね?
お金の計算だけしてればいいんですかね?
接待や、外交、環境整備をしてればいいんですかね?
人のマネジメントをすることも仕事じゃないのですか?
もしかしたら、素行があまりよろしくない人にはその人なりの悩みや、苦労があるかもしれないのにそういうことは気にならないのですかね?
もしかしたら、そういう対象の方がいるときにはそういう話をしているのかもしれませんが、私がいた話し合いの場にはそのようは発言は聞かれませんでした。
ほんとだったら、現場の職員が働きやすいように、してあげるために本人が何に悩んでいるのか、なにに不満をもっているのか、苦労しているのか、そういうものを出来るだけ取り除いてあげて、職員が働きやすい環境を作ってくことが、大切なんじゃないんですかね。。。
そしたらそれはそのままご利用者へのサービスに繋がるし、法人の利益になります。
風が吹けば桶屋が儲かるではないですが、そういう目線を持った上司が欲しいなと思いました。