若年性認知症ジョブサポート支援事業ってなんでしょう?

2019年10月より静岡県において若年性ジョブサポート支援事業という事業が県の委託事業として、行われているようです。

 

 

といってもまだ取り組みがきちんと整備されているわけではなさそうですが、、、、

 

この事業は福祉に従事している人間であれば、興味を持つ内容ではないでしょうか?

 

今回この若年性認知症ジョブサポート支援事業ってようは何なんでしょうかね?

事業の目的

若年性認知症の人の社会参加を促進するため、介護保険等における通所介護等(以下「デイサービス」という。)における働く場(軽作業)の就労メニューを考案する事業を実施し、事業の成果を周知・広報することにより、同様の取組を県内に普及することを目的とします。

 

県のHPへ飛ぶと事業内容や目的については書かれていました。

 

事業内容についてはPDFなどの資料を読まないとわからなかったのですが、簡単に説明すると、若年性認知症の方の居場所つくりのために、デイサービスで軽作業的な仕事ができて、社会参加を促す目的って感じでした。

 

この事業に取り組むにあたっては、福祉事業所が自ら民間企業にアポイントをとっていき、自分たちで仕事のメニュー考案まで行い、最終的には2020年3月に実績報告までするようですね。

 

取り組みはわかったのですが、肝心の中身はどうなんでしょうかね?

 

実際若年性認知症の人って数的には人数が少ないので、デイサービスでの需要が限定的すぎる部分もあると思いますが、今後流れ的には若年性の方だけでなく、普通の認知症の方も取り組めるような形になっていくんでしょうかね?

 

その場合は、やりようによっては他の事業所との差別化や家族からの需要はありそうでですね。

 

事業内容自体もいい事なんですが、私としては福祉事業所が、民間企業と関りがもてるきっかけとなること自体が非常によい機会であると思います。

 

福祉業界は非常に狭い世界で、なんでも自分たちの業界で解決しようする傾向があるように思われます。

 

福祉や、介護、障害への理解も閉鎖的な環境により、企業への周知も広まらない原因となっているんじゃないかと個人的は思っています。

 

そのため、今回の取り組みにより、少しは企業と福祉の懸け橋となるようなきっかけになるんではないかと思うのです。

 

ことはそんなに簡単なことではないのですが、すこしでもこの世の中が、今よりも理解ある人間が多くなるようになったらいいのになーと思うこの頃です。

 

次回は若年性認知症について触れてみたいと思います。