ケアマネージャーって何?

前回の内容から、今回はケアマネージャーの重要性について介護サービスの利用に絡めて話したいと思います。

 

そもそもケアマネージャー(略してケアマネ)とはなんなのか、ご存知でしょうか?

 

ケアマネージャーとは介護保険制度に基づいてケアマネジメントを行うための資格であり、正式名称は『介護支援専門員』といいます。

 

 

ではこのケアマネさんは一体私たちにどんなことをしてくれるのか、この後説明していきます。

 

■介護サービスが必要な人とサービス事業所をつなぐ調整役である。

介護保険法にはケアマネは、

要介護者等からの相談に応じ、要介護者等がその心身の状況等に応じ適切なサービスを利用できるよう市区町村、サービス事業者等との連絡調整等を行う者であって、要介護者等が自立した日常生活を営むのに必要な援助に関する専門的知識・技術を有するものとして介護支援専門員証の交付を受けたもの(法第七条第五項関係)」と定義されています。

 

簡単に説明すると、施設へ入所する以外の介護保険のサービスを使用する場合は、ケアマネにケアプランを作成してもらわないと、介護サービスが使用できないような仕組みとなっています。

 

例えば、デイサービスに自分の親や夫、妻を通わせたいとなると、まずケアマネに相談し、自分たちの要望にあった介護サービスを探してくれます。

 

自分たちが使用したいとなったら、ケアマネを通してサービス提供事業所と契約をします。

 

そこまでできたら、晴れて介護サービスを使用することができるのです。

 

上記の説明の間には、ほかにもアセスメント、要は面談して、ご利用したい人の状況などを細かく知っていくための面談を何回も行うことなどが含まれています。

 

介護サービスを使用するには、家族や、親族の協力が非常に求められますので、ご家族とは仲良くしておくほうが、老後は安心ですね(笑)

 

デイサービスのほかにも、短期入所や、訪問入浴、訪問介護などのサービスもケアマネが必要となってきます。

 

もし、これからサービスを使いたいとなった場合は、お近くの介護施設へ相談に行くといいと思います。

 

介護施設にはケアマネが配属されている施設や事業所もあるため、わざわざ市役所へ行かなくてもいいです。

 

案外、こういうお話って専門で扱っている人でないと知らないことですからね。